授業スキル

ネタではないサビの効いた笑いについて

kou4pro123@

授業中の「笑い」について考えてみましょう。話術が達者で面白い言い回しや鉄板のネタを持っている講師は多く、その講師の授業を受けるために生徒が集まることもあります。笑いが起こる授業というのは、得てして「わかりやすい」授業であることがほとんどです。

例えば、体育祭や文化祭、部活動の大会などで良い結果を出した後は、仲間同士でくだらないことでも笑いが起こることがあります。この現象は、塾の授業中の笑いにも共通しています。授業がわかりやすく、生徒が内容を理解できていると、笑いが起こりやすくなるのです。

一方、デビューしたてで授業が下手な講師が、ルックスや話術だけで笑いをとろうとしても、その場はしらけてしまうことがほとんどです。しかし、授業スキルがあり、常に教室中の皆が理解しやすい授業をする講師であれば、同じネタや話でも笑いが起こることが多いのです。

さらに、本当に優れた講師は、生徒の理解度を見極めながら授業を進めるだけでなく、生徒の体力や集中力が限界に近づいていることを察知し、適度に雑談を挟むこともあります。これは立派なテクニックといえるでしょう。もちろん、塾講師はお笑い芸人を目指しているわけではありませんが、生徒が理解することを目指して授業を進める以上、面白いネタの一つや二つをストックしておくのも一つの手段かもしれません。

笑いを活用することで、授業が楽しくなり、生徒の関心を引きやすくなります。生徒がリラックスしていると、授業内容の理解も深まります。講師としての笑いの活用は、教育効果を高めるための重要なスキルの一つといえるでしょう。

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教室長
20年以上塾・予備校講師として活躍してきた私が、独自のスキルとノウハウを次世代に伝えるために「塾講師を育てる教室」を設立しました。私のビジョンは、単なる知識の伝達ではなく、生徒の可能性を最大限に引き出す洞察力と探究心を持つ教育者を育成することです。使命は、教育の質的革新を通じて若者の可能性を引き出し、志を共にする仲間を増やし、教育界全体のレベルアップに貢献することです。
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