バランスで考える受験勉強の配分

受験勉強の時間配分やバランスを考えるのは、ちょうどカレーを食べるときの「トッピング」「辛さ」「ライスの量」のバランスを考えるのに似ています。どれかが多すぎたり、少なすぎたりすると、満足できる味にならないように、勉強の配分も適切に考えないと効果的な学習にはなりません。
それでは、このカレーのバランスを使って、受験勉強の配分について考えてみましょう。
① ライスの量=基礎学習の時間
ライスはカレーの土台となるもの。少なすぎると物足りなく、多すぎるとルーとバランスが取れなくなります。
勉強においての「ライス」にあたるのは、 基礎学習 です。
✔ ライスが少なすぎる(基礎学習不足)
→ 応用問題を解こうとしても、土台となる知識が足りず、すぐに行き詰まる。
✔ ライスが多すぎる(基礎ばかり)
→ ひたすら基礎問題を解いているだけでは、実践力がつかず、入試本番で戦えない。
✔ ちょうどいいバランス
→ 基礎を固めながら、応用問題にも挑戦できるようにする。
② 辛さ=勉強の負荷(難易度)
カレーの辛さは人によって好みが違います。自分に合った辛さにしないと、食べるのが苦痛になったり、逆に物足りなかったりします。これは 勉強の難易度 に通じるものがあります。
✔ 辛さが足りない(負荷が低すぎる)
→ 簡単な問題ばかりやっていると、レベルアップできず、本番で対応できない。
✔ 辛さが強すぎる(負荷が高すぎる)
→ いきなり難しい問題ばかりに挑戦すると、挫折してしまう。
✔ ちょうどいいバランス
→ 少しずつ辛さ(負荷)を上げていき、自分にとって最適なレベルを見極める。
③ トッピング=科目ごとの重点配分
カレーのトッピングは、自分の好みや必要に応じて変えられます。同じように、勉強では 科目ごとの重点配分 を考えなければなりません。
✔ トッピングなし(科目の偏り)
→ ある科目ばかり勉強しすぎると、他の科目が弱点になってしまう。
✔ トッピングが多すぎる(勉強の散漫さ)
→ すべての科目を満遍なくやろうとしても、結局どれも中途半端になってしまう。
✔ ちょうどいいバランス
→ 自分の得意・苦手を考えて、必要な科目に適切に時間を振り分ける。
結論:自分に合った“カレーのバランス”を見つけよう!
✔ ライス(基礎学習) はしっかり確保しつつ、適度な量にする。
✔ 辛さ(負荷)は少しずつ上げていき、難しすぎないレベルにする。
✔ トッピング(科目の配分)は、苦手を補いながらバランスよく。
受験勉強は、ただ闇雲に時間をかけるのではなく、自分にとって最適なバランスを見つけることが大切です。おいしいカレーを作るように、 勉強の配分もしっかり整えて、入試本番に向けて最高の仕上がりにしていきましょう!