教育理念

励ましが届かないこともある」——受験生との距離感を考えるために

kou4pro123@

友人へのメッセージと気づかなかった心の異変

寒波の中、私は友人に毎日のように明るいメッセージを送り続けていました。

「寒いけど頑張ろう!」「春になったらお花見しよう!」

でも、ある日、彼が鬱状態だったことを知り、私は愕然としました。

自分では前向きな言葉を贈っていたつもりだったのに、

それが相手には、何も響いていなかった。

いや、もしかしたら逆に、苦しかったかもしれない——。

受験生も、表に出さない苦しみを抱えている

受験期、生徒たちは不安やストレスを多く抱えています。

しかし、彼らがそれを言葉にするとは限りません。

「大丈夫」と言いながら、心の中では泣いていることもあるのです。

私たち講師や保護者が、明るい言葉をかけるのは決して悪いことではありません。

でも、その言葉が「心に届いているかどうか」は、

相手の反応や表情から丁寧に読み取る必要があります。

明るい声かけがプレッシャーになることもある

「あと少しだね!頑張って!」「君なら絶対合格できるよ!」

これらの言葉が、時に生徒にとってはプレッシャーになることもあります。

自分ではそう思えないときに「期待されている」と感じると、

逆に自分を責めてしまうケースもあります。

本当に必要なのは「一緒に寄り添う姿勢」

励ましよりも、

「今日はどうだった?」「なんかあったらいつでも言ってね」

といった“余白のある言葉”が心に届くことがあります。

受験生への接し方で大事なのは、「元気づけること」ではなく、

「寄り添うこと」。それが、あの友人から私が教わった大切な教訓でした。

まとめ:温度差に気づける大人でいたい

気温が急に下がった日のように、

心の中にも急激な“寒波”が訪れることがあります。

私たちができることは、明るい光を無理に当てるのではなく、

その寒さに気づき、そっと寄り添うこと。

受験生にとって、今がどれほど寒い時期か——

その冷たさを想像できる心を、私たちは持ち続けたいと思います。

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ABOUT ME
M@S@T@K@S@10
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教室長
20年以上塾・予備校講師として活躍してきた私が、独自のスキルとノウハウを次世代に伝えるために「塾講師を育てる教室」を設立しました。私のビジョンは、単なる知識の伝達ではなく、生徒の可能性を最大限に引き出す洞察力と探究心を持つ教育者を育成することです。使命は、教育の質的革新を通じて若者の可能性を引き出し、志を共にする仲間を増やし、教育界全体のレベルアップに貢献することです。
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