授業スキル

未来自分行きの切符。筆記用具についての具体的なアドバイス

kou4pro123@

授業での筆記用具について

  1. ペンの用意
  • 基本の黒ペンに加えて、赤ペンと他に2色のペン(例えば青と緑)を用意してください。これにより、ノートを見やすく、重要な情報を強調しやすくなります。
  1. ラインマーカーの使用を控える
  • ラインマーカーを使いすぎると、重要な情報が目立たなくなり、覚えにくくなります。例えば、心理学の研究者であるA. Dunloskyさんたちが行った調査によれば、ラインマーカーを使うよりも、違う色のペンを使ったほうが情報を覚えやすくなることが分かっています。この調査は「Improving Students’ Learning With Effective Learning Techniques: Promising Directions From Cognitive and Educational Psychology(心理学と教育学から見た効果的な学習技術)」という論文で発表されています。この研究は、どうすれば学生がもっと効率よく勉強できるかを調べたもので、ラインマーカーを使うときと違う色のペンを使うときの記憶の効果を比べています。この研究によると、ラインマーカーは目立たせたい部分だけを強調するのに対して、色分けしたペンを使うと、全体の情報の流れや関係性をより理解しやすくなるのです。
  1. ノートの使い方
  • ノートは誰かに見せて喜ばれるような綺麗なものを目指すのではなく、未来の自分へのメモとして使いましょう。授業中に先生が言ったことをどんどん書き込んでください。大事なのは情報をしっかりと記録することです。
  1. シンプルなノート作り
  • 授業用のノートと清書用のノートを分けるのではなく、一つのノートにすべてを書き込むことが重要です。付箋などを使わずに、自分にとって分かりやすい方法で情報を整理しましょう。
  1. 初回授業での説明
  • 初回の授業や数回の授業で、筆記用具の使い方とノート取りの重要性を話し、自分の板書がどのように書かれているかを説明します。これにより、生徒たちはノート取りの方法を理解しやすくなります。

このようにして、効率的に学び、将来的に役立つノートを取ることができるようになります。

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ABOUT ME
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教室長
20年以上塾・予備校講師として活躍してきた私が、独自のスキルとノウハウを次世代に伝えるために「塾講師を育てる教室」を設立しました。私のビジョンは、単なる知識の伝達ではなく、生徒の可能性を最大限に引き出す洞察力と探究心を持つ教育者を育成することです。使命は、教育の質的革新を通じて若者の可能性を引き出し、志を共にする仲間を増やし、教育界全体のレベルアップに貢献することです。
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