守りも抜かりなく

【受験と車のメンテナンスの共通点】

～ 油膜取りとコーティングが示す「守り」の重要性 ～

受験勉強では「解法テクニック」や「得点力アップ」などの攻めの姿勢に目が向きがちです。しかし、しっかりとした守りの姿勢がなければ、本番で実力を発揮することはできません。

これを、車のフロントガラスのメンテナンスに例えて考えてみましょう。

① 油膜取り：視界をクリアにする作業 = 基礎力の安定

車のフロントガラスは、雨の日に油膜があると視界がぼやけてしまい、前方の道路状況がよく見えなくなります。この状態では、どんなに運転技術が優れていても、事故のリスクが高まります。

これは受験でも同じことが言えます。

「基礎の抜け漏れ」や「理解のあいまいさ」があると、応用問題に取り組んでも思考がぼやけてしまうのです。

✅ 油膜取り = 基礎の見直し

→ 計算ミスをなくすための演習、漢字や英単語の暗記抜けの確認、苦手な文法の整理 など

「攻め」の勉強ばかりに意識が向いている人ほど、この油膜取り作業を軽視しがちです。しかし、基礎が曖昧なままでは、せっかくの実力を発揮できません。

② コーティング：本番で崩れないための準備 = 体調・メンタル管理

油膜を取った後、撥水コーティングをすることで、雨の日でも視界がクリアに保たれます。コーティングを怠ると、すぐにまた油膜がつき、視界が悪くなってしまいます。

これは、受験勉強における**「体調管理」や「メンタル管理」**に相当します。

本番で最高のパフォーマンスを発揮するには、以下のようなコーティング作業が必要です。

✅ コーティング = 本番のための守りの準備

→ 生活リズムを整える、夜更かしを避ける、適度な休憩を取る、試験前のシミュレーションを行う など

「勉強さえしていれば大丈夫！」という考えでは、本番で崩れてしまうリスクが高まります。

受験直前に焦っても、生活習慣を短期間で変えることは難しいので、早めに準備を始めることが大切です。

③ 「攻め」と「守り」のバランスが成功の鍵

車のメンテナンスにおいて、「エンジンのパワー」だけでなく「視界の確保」も重要であるように、受験でも**「得点力アップ」だけでなく「基礎固めと体調管理」が必要**です。

本番で実力を最大限発揮するために、

✅ 油膜取り（基礎の見直し）

✅ コーティング（体調・メンタル管理）

この2つの「守りの姿勢」をしっかり意識しましょう！

最後に

受験生はつい「攻め」に意識が向きがちですが、車の運転でも受験でも**「視界の悪い状態で突っ込むのは危険」**です。

「守り」をおろそかにせず、しっかり準備をして受験本番に挑んでください！

M@S＠T@K@S@10

教室長

YouTubeContact

20年以上塾・予備校講師として活躍してきた私が、独自のスキルとノウハウを次世代に伝えるために「塾講師を育てる教室」を設立しました。私のビジョンは、単なる知識の伝達ではなく、生徒の可能性を最大限に引き出す洞察力と探究心を持つ教育者を育成することです。使命は、教育の質的革新を通じて若者の可能性を引き出し、志を共にする仲間を増やし、教育界全体のレベルアップに貢献することです。